精神障害は特別なものではなく、誰にでも起こりうる身近なものです。
今回のコラムでは主な精神障害(精神疾患)について、特徴や症状をまとめてみました。
1.統合失調症
統合失調症は、脳の機能に影響を及ぼす精神疾患で、発症の原因はよくわかっていませんが、100人に1人弱かかる比較的一般的な病気です。特徴的な症状に「幻覚」や「妄想」などの陽性症状や、意識の低下や感情表現の減少などの陰性症状などがあります。また、考えがまとまりにくいなどの認知機能の低下や相手の話の内容がつかめず、周囲にうまく合わせることができないなどの行動障害もあります。
2.双極性障害(躁うつ病)
気分の波が主な症状として表れる病気です。うつ状態では気持ちが強く落ち込み、何事にもやる気が出なかったり、疲れやすくなったり、食欲不振や集中力低下などの症状が現れることがあります。反対に、躁状態では気持ちが過剰に高揚し、自信過剰になったり、怒りっぽくなったり、睡眠時間が短くなっても平気になったりします。その他には、普段ならあり得ないような浪費をしたりすることもあります。
3.てんかん
何らかの原因で、一時的に脳の神経細胞が過剰に興奮することにより、発作が起きる病気です。この発作には、けいれんを伴うものや突然意識を失うものなど、様々な症状が現れます。
4.高次脳機能障害
交通事故や脳血管障害などの病気により、脳の一部が損傷し、記憶、注意、言語、感情などの認知機能に障害が生じることです。主な特性は、すぐに忘れてしまったり、新しいことを覚えられない記憶障害、注意が散漫になったり、集中力が続かない注意障害、社会生活に適用するのが難しく、周囲の状況に合わせた行動が取れないなどの社会的行動障害などがあります。外見的にはわかりにくいため、周囲の理解を得にくいことも特徴の一つです。
5.若年性認知症
65歳未満で発症する認知症の総称で、高次脳機能障害と似た症状が見られますが、進行性であるということが特徴です。推定発症年齢の平均が51歳程度と働き盛りの年代であることから、本人だけでなく家族の生活にも大きな影響が出ます。主にはアルツハイマー型認知症が多く、その他、血管性認知症、前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症、外傷による認知症などがあります。
| 障害名 | 概要 |
| 1.統合失調症 | 幻覚や妄想などの症状が特徴的で、意識の低下や感情表現の減少などが起こることあります。 |
| 2.双極性障害 | 気分や感情の変化が起こる障害です。気分が沈んだり、高ぶったりするのが主な特徴です。 |
| 3.てんかん | 一時的に脳の神経細胞が過剰に興奮することにより、発作が起きる病気です。 |
| 4.高次脳機能障害 | 交通事故や脳血管障害などの病気により、脳の一部が損傷し、記憶、注意、言語、感情などの認知機能に障害が生じることです。 |
| 5.若年性認知症 | 65歳未満で発生する進行性の認知症の総称です。主にアルツハイマー型認知症が多いのが特徴です。 |
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今回は主な疾患についてまとめていますが、このような症状により仕事や日常生活が難しくなることは珍しくありません。そのようなとき、生活を支える制度のひとつに「障害年金」があります。
ご自身やご家族が対象となるのではと思われる方は、ごきそ障害年金相談室までお気軽にお問い合わせください。

