障害福祉サービスとは? 日常生活を支える大切な制度について

障害福祉サービスとは? 日常生活を支える大切な制度について

障害のある方が安心して日常生活を送るために、さまざまな支援制度が用意されています。経済面での支援として「障害年金」がありますが、今回は日常生活そのものを支える「障害福祉サービス」について詳しくご紹介します。

障害福祉サービスは、障害のある方が日常生活を営むために必要な様々な支援を提供する制度です。一人ひとりのお困りごとに応じて、様々なサービスを組み合わせて利用することができます。

障害福祉サービスには、大きく分けて以下のような種類があります

身体介護・生活支援系
• 入浴、排せつ、食事などの身体介護
• 掃除、洗濯、買い物などの家事支援
• 外出時の移動支援 等

日中活動系
• 生活介護(日中の活動支援)
• 就労継続支援(就労の機会の提供)
• 就労移行支援(一般就労に向けたサポート) 等

居住支援系
• グループホーム(共同生活援助)
• 施設入所支援 等

サービス利用までの流れ

  1. 相談
    まずは、お住まいの自治体の障害福祉担当課に相談します。どのような困りごとがあるか、どんな支援が必要かを一緒に整理していきます。
  2. 相談支援専門員との面談
    相談支援専門員という専門の資格を持った方が、あなたの生活状況や希望を詳しく聞き取ります。この専門員が、日常生活上のお困りごとをサポートするための「個別支援計画」を作成します。
  3. サービス利用開始
    この計画に基づいて、障害福祉サービスの利用が始まります。利用状況は定期的に見直され、必要に応じて計画の変更も行われます。

なぜ障害福祉サービスが大切なの?


障害福祉サービスは、障害のある方が「住み慣れた場所で、自分らしく生活を続けていく」ために欠かせない支援です。

・ 介護や支援が必要な方
・ 家事や外出に困っている方
・ 働きたいけれどサポートが必要な方
・ 一人暮らしに不安がある方 etc

生活で心配なことがある方は、ぜひ積極的にご活用いただければと思います。

(資料は厚生労働省HPより抜粋)