前年度から1.9%の引上げです
年金額は、物価変動率や名目手取り賃金変動率に応じて、毎年度改定を行う仕組みとなっています。
物価変動率が名目手取り賃金変動率を上回る場合は、支え手である現役世代の方々の負担能力に応じた給付とする観点から、名目手取り賃金変動率を用いて改定することが法律で定められています。
このため、令和7年度の年金額は、名目手取り賃金変動率(2.3%)を用いて改定され、 また、マクロ経済スライドによる調整(▲0.4%)が行われます。 よって、令和7年度の年金額の改定率は、1.9%となります。
令和7年度の改定により、障害基礎年金の額は下記の通りです。
障害基礎年金 1級 | 障害基礎年金 2級 |
86,635円(月額) | 69,308 円(月額) |
マクロ経済スライドについて
「マクロ経済スライド」とは、現役の被保険者の減少と平均余命の伸びに基づいて、スライド調整率を設定し、その分を賃金と物価の変動がプラスとなる場合に改定率から控除するもので、この仕組みは、平成16年の年金制度改正により導入されました。
マクロ経済スライドによる調整は、将来世代の年金の給付水準を確保することを目的として計画的に行われ、 平成27年度、令和元年度、令和2年度、令和5年度、令和6年度、令和7年度の計6回発動しています
令和7年度の国民年金保険料は?
令和6年度の国民年金保険料16,980円から530円の増額となり、令和7年度の国民年金保険料は17,510円となりました。
国民年金においては、一定期間の保険料をまとめて納めることにより保険料額から割引額が控除される「前納制度」が設けられております。
令和7年度の前納額の詳細は、下記よりご確認いただけます。
001374326.pdf